前回のパエリアに続きまして、今回はイカの炊込みご飯に挑戦してみました。やってみた感想としては、こっちの方が入れるものが少なく、さらに簡単でした。それでは早速ご紹介していきたいと思います。
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今回使った商品
すりおろししょうが
しょうがはそのままのものでももちろんいいですが、刻むのが面倒なので、チューブのすりおろししょうがを使いました。にゅるっと出すだけなので、便利です。
材料 (2~3人分)
白米 2合
小さいヤリイカ 6,7杯
しょう油 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうが 小さじ1/2
水 340cc ※お米を浸す水は別
作り方 / レシピ
下処理
まず、白米を洗って、水に浸けておきます。浸ける時間は夏場は30分くらい、冬場は1時間くらいと言われていますが、夏でも最低20分は浸けましょう。冬場時短したい場合は水を少し温めればよいと思います。
イカは小さいものがお勧めです。小さいと言ってもホタルイカみたいなのではなくて、10cmくらいのものです。なぜなら、作りやすいから。その一言に尽きます。軽く流水で洗い、胴体を引っこ抜いて、中の半透明の骨を抜き取り、一口大に切れば下処理は完了です。ハラワタやら目ん玉やらを取る必要はありません。全部出汁にします。
ダッチオーブンで炊飯開始
ダッチオーブンに、浸け置きしたお米、イカ、水、しょう油、みりん、しょうがを入れます。水の量ですが、みりん、しょう油がそれぞれ大さじ2杯、合計60㏄なので、2合分の水量である400ccから引いて、340ccの水を入れます。無骨な男(自称)もここは重要なのできっちりやります。最後によくかき混ぜて、ダッチオーブンに蓋をします。
ご飯ものはお米の炊き方が出来上がりの決め手になりますが、このお米の炊き方、奥が深すぎて突き詰めていくと、お米の種類、水の硬度、はたまた標高まで考えながら火加減しないといけません。
素人にはそこまでできないので、ここでは私が勝手に編み出した、「5分4分割法」で炊きます。この炊き方でやると比較的成功率が上がりますが、事前にお米を水に浸けておくのが大前提ですので、この過程はスキップしないでください。芯が残りやすくなります。
炊飯の基本原則は「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」です。しかし初心者は途中で気になってどうしても中を見たくなってしまいます。そんな時は1秒を3回までにしましょう。これくらいなら出来上がりに影響しないと思います。
また、キャンプだからと言って初心者がいきなり炭火や焚き火でご飯を炊くのもハードルが高いです。まずは火加減の調節がしやすいカセットコンロがおすすめです。
さて、「5分4分割法」ですが、ダッチオーブンの場合、厚さがそこそこあるので、最初から少し弱めの中火で5分です。すると湯気が出てくるので、次に強火にして5分。ただし強すぎるとダッチオーブンの側面に火があたり、ご飯が焦げるので注意しましょう。次は弱火にして5分。最後は火を消して5分間蒸らします。
これで大抵うまくいきます。蓋を開けてかき混ぜたら完成です。
ちなみに炊けるご飯の量ですが、私が使っている直径20cmのダッチオーブンでは、2合が限界でした。無理にたくさん炊くと、沸騰したときにお米が躍るスペースがなく、ご飯にムラができてしまうので、大きめのものを使いましょう。
今回はしょう油を入れたせいか、おこげがちょびっとだけいきすぎちゃいましたが、ご飯は芯もなく艶やかに炊き上がりました。
まとめ
口の中でほのかなしょうがの香りが広がるイカの炊込みご飯は、胃にも優しく、暴飲暴食しがちなキャンプにお勧めの一品です。
クイックレシピ
- お米は洗って水に浸けておく(最低20分から30分)。
- イカは流水で軽く洗い、中の骨を取り、一口大に切る。
- ダッチオーブンにお米、イカ、水、しょう油、みりん、しょうがを入れよくかき混ぜる。
- 「5分4分割法」で炊く。最初はやや弱めの中火で5分、次に強火で5分、弱火で5分、火を止めて5分。
- 蓋を開けてかき混ぜたら出来上がり。
キャンプのための仕込み
元々簡単なレシピなので、大した仕込みはないですが、イカを自宅で切って冷凍して持って行けばいいと思います。